立っているヒレ
サワラのヒレがピンと立っていることに注目!
明石では 「ひきづり」という漁法で 水揚げされます
俗に言うトローリングです
身のやわらかいサワラは
釣り上げられた瞬間に暴れると 傷がついて売り物にならないので
即シメて 保管します
この時 釣り糸の跡や 傷のあるなしで
綺麗な方を上にして置きます
他の魚は 左頭が基本ですが サワラだけは別なのです
そうして 置かれた上下関係は 一切裏返ることがないのです
自分の身体の重さに 下側の身は 少しでも変形するので
一切負担のかかっていない 上身の方が値打ちあるから
その昔 御殿様に献上された魚は
全て 上身しか食べられなかったそうです
というわけで 調理されるまで 一切負担のかかっていない方の身の
さらに上にあるヒレは 立っているのが当たり前
これが 釣り漁師の心意気!
こんな魚を見かけたら 食べてみたいと 思いますよね
by saki007spl
| 2012-08-28 08:10
| 魚